我が家の「いとしご」僚平は現在38歳です。作業所で、ニンジンの皮むきのスペシャリストとして大活躍しているようです(現場を見たことが無いので)。彼の幼いころは、自閉症児は「目を合わせない」と言われていました。幼少期の判定などの際は、今でもそう言われているのでしょうか。僚平は今でも目を合わせないことが多いと思いますが、それでも随分目を見ながら会話をすることが増えたように思います。もちろん言葉を発することは少ないですが、私の話を目を見ながら聞いてくれますし、自分の主張を私の目を見ながら述べてくることが多くなりました。風呂場で髭剃りをする時は、よろしく頼むよという目で見つめてこられるので、思わず笑ってしまいます。
飲みすぎてソファーに寝落ちしている私を起こし、二階に行って寝るように声を掛けられた時には、あまりにも普通過ぎて、寝ぼけながらも嬉しさで胸がいっぱいになりました。最近の僚平の主体的ともいえる言動には驚かされるばかりです。彼は、立派に家族の一員としての役目を果たしてくれています。
幼少期のお子様をお持ちの皆様は、かつての私のように我が子の行く末に大きな不安を抱えておられるのではないでしょうか。でも、きっと大丈夫ですよ。我が家の僚平のように、知的障害を抱えながらも、一歩ずつしっかり成長してくれます。保護者の皆様がそう信じて寄り添い続ける気持ちは、必ずお子様の心に届いています。子育ての悩みは尽きることはありません。どうか一人で悩まずに、ご相談ください。共に悩みや苦しみを語り合い、楽しい暮らしにして行きましょう。